SSブログ

日本映画の正しいあり方について [文化]

 ゴキ女優の若人から「ボーイズオンザラン」のドラマが始まるという話題を振られた。若人は原作になっているあのマンガのファンなのだろうか?まあそれなりに面白いマンガだとは思ったが、「ボーイズオンザラン」よりもっと大好きな「宮本から君へ」からのあからさまなパクリがあるので腹立った。そんなマンガ。映画版はポツドールの三浦さんが監督して話題だった。ドラマは参加してないのか?

 で、どう答えた方というと、「関ジャニの村上なんとか君が出てるんなら、50%村上なんとか君のアップでいいんじゃね?」

 50%村上なんとか君の顔のアップ。村上なんとか君のいろんな表情を堪能。のこり50%のうち半分の25パーセントは村上なんとか君の全身像。いろんなポーズ。のこり25パーセントで村上なんとか君が出ない脇役のシーン。ビデオに録った村上なんとか君ファンには早送りで流されるが、一応ストーリーを説明するために入れておく。ジャニドラマなんてそれでいいだろ?

 そこまでやれば原作ファンも「やれ原作との違いが云々」とか騒ぎ立てはしないだろ?中途半端に真面目に作ろうとするからファンに怒られる。なんのためにそのドラマが撮られているか分かってないやつが足を引っ張っているのだ。ジャニファンのためのドラマなのにそういう割り切りで作ろうとしないから怒られる。バカにされる。まあ俺は原作ファンじゃないから怒らないけど。

 ついでに言えばキムタクの「ヤマト」も75%キムタクのアップでいいよな。キムタクのファン以外には用事ないんだから。ジャニじゃないけど、「カイジ」も75%藤原竜也のアップでいいし、「カムイ外伝」も、えーと誰だっけ?誰だか忘れたけどカムイ役のアップの連続で埋め尽くしちゃえよ。

 日本映画とか、そもそもそういう文化だと認知させちゃえよ。どうせ現時点でもそのぐらいの期待しか持たれてないんだから。かつてはもう少し違ったかも知れない。芸術だったかも知れないし、エンターテイメントの多様な可能性を開拓し、追求する場だったのかも知れない。もうそういう時代はとっくに終わったのに今でもそうだ、そうでなくてはならないと思っているバカがむしろ今の日本映画をダメにしているとは思わないか?

 白戸三平のファンが間違って観に行って、「先生の世界観がぶち壊された!」なんて起こることがないよう、映画とかドラマなんてそもそもそういうものという共通認識を形成するべきだな。誰も怒らなくていいように。

 原作が「ヤマト」だろうが「カイジ」だろうが、「○○くんを観に行ったのにシーンの半分も違う人が出ている!」とファンがちゃんと怒れるような空気をつくるべき。これからの日本映画、ドラマの可能性はそれしかない。

トラックバック(0) 

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。