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パンチカーペットを裏面使いして何がそんなに偉いのか? [雑感]

 ほぼ毎号買ってる青年漫画誌に一時「エンゲキの人」がコラムを連載してた。もう終わったけどな。当然そんなもの読みたくないので飛ばしてたが、時につい読んでしまって当然のごとく不快な気分になり、「もう二度と読むものか」と後悔するのだが、またしばらくして…って感じで何回かは読んでしまった。
 覚えているのは…その人は演出家なので仕込みには参加しないが(俺は材木の発注から資材のリストアップから全部やるけどな。まあ俺は特殊なので)、なんか時間が空いたのでぶらりと仕込み現場に見学に訪れたらしい。そしたら床材を貼ってるところだったらしい。そしてスタッフに「あの床材はなんて言うの?」って訊いたらしい。そしたら「あれはパンチカーペットです」と答えたらしい。そこで、ふとひらめいた演出家さん「裏面のザラザラした面を使ったほうがよくない?」と言い出して、演出家の鶴の一声で裏面を表に使うってのが決まったらしい。最終的にそのコラムは「パンチカーペットを裏で使うなんて世界でもアタシだけウフフ」みたいな感じで自慢気に締められている。名前も知らなかった素材の仕様に関してずいぶん自信たっぷりだが、そんなの現場で何回かみたことあるよ。しかも大手商業演劇の現場で。
 大手商業演劇でときたまにやることを世界で思いついたのが自分だけと言わんがばかりの勢いで語る女。いや、「世界で自分だけ」と思っててもいいんだけど、いちいち自慢げなんだよな。自慢する前に「本当に自慢できることなのか?」という検証がない。遠慮がない。どうせ自慢するんならパンチだけで舞台の全構造体を支えてしまうとかぐらいのことしてから言えよ。

 これは一例なのだが、目を背けているつもりでもこういう断片的な情報がちょこちょこ入ってきて、その度にますます松尾チルドレンが、そして師匠の松尾が嫌いになっていくのである。まあその辺の輩と俺の活動上絡むこともないから気にしなくていいんだけど、漫画雑誌をたまたま開いたら連載が…みたいな感じで時々視野に入ってくるの勘弁してほしいな。

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