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あり得ない名前シリーズ2 歌舞伎の演目を調べてみた [文化]

「女殺油地獄」ってイマジネーションそそるタイトルだよなー。でも、実際見たら普通の歌舞伎なんだろーなー。だって格調高き伝統芸能だもの。俺の想像に沿う内容(コールタールのプールで血まみれでのたうち回ってるような)な筈ない。だが、タイトルは印象深い。 

そんなことを前から思っていたが、この間駅の歌舞伎ポスターを何気なく見るとまた不思議なタイトルを発見。 

「垂帽子不器用娘」 

なんだそれ。どんな娘じゃい。ドジっ娘萌え〜な話?ずいぶん今時めいた話だなだとしたら。帽子が垂れてて?よくわからんが。 

だが、正式な読みは「ひらりぼうしざいしょのふつつか」となるらしい。その読み見ると別に不思議でも変でもない。ドジっ娘萌え〜などではない、まともな歌舞伎なのだろう。 

庶民派を標榜する俺は、歌舞伎など一生見ないと思うが、「なんだこれ?」って思えるようなタイトルが歌舞伎に目白押しだったら面白いなーと思って調べてみた。とくにチェックしてないのに2回も面白いタイトルに出会えるのならちゃんと調べれば続々出てくるのでは?と。 

結果は・・・





・・・ダメだった。 


調べるのは意外に簡単。まず思ったのは歌舞伎って演目数少ないんだな、ということ。すぐ全部見れた。バレエとかも演目少ないから俺らスタッフ業は何年かやれば全内容ほぼ制覇できるが(俺はまだ。「海賊」とかちゃんと観たことない)、歌舞伎もそんな感じだろう。伝統芸能なんてどこの国でもそんなものなのかも。演目数膨大にあったら永久保存できない。 

「女殺油地獄」「垂帽子不器用娘」に匹敵する印象深いタイトルはなかった。 

そんな中でまあまあ引っかかったタイトルを下に記す。たいしたことはない。 


●「江戸生艶気蒲焼」(えどうまれうわきのかばやき) 
●「芸阿呆」 
●「鳶油揚物語」 
●「もとの黙阿弥」・・・一瞬「え?」って思うが、この慣用句のルーツとなる話であり、元はこちら。 
●「吉祥寺お土砂」 
●「西郷と豚姫」 
●「禿」 
●「怪談乳房榎」 
●「身替わり音頭」 
●「因果小僧」 

この企画は失敗と思われ、ブログにアップするのを一度は断念したが、折角調べたのでとりあえずアップする。シリーズは続きます。今度こそ面白い「あり得ない名前」を!

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